2010年8月18日水曜日

限界

ボルダリングにはグレードというものがあります。
グレードは各課題の難易度を示すものです。
当然、それは登った人の主観的判断に委ねられるので、その人の得意とするムーブや不得意とするムーブによって左右されます。
だから、あくまで目安程度だと自分は思ってます。

グレードにもいくつか種類があって、北アメリカでは一般的にVで表されてます。
日本では級・段で表されてるみたいですけど。
このVはボルダリングに限ったグレード標識で、ルートクライミングには適用されていません。
グレードはV0からV16まで。
V0が一番簡単で、数字が大きくなればなるほど難しくなるわけです。
V16に至ってはとても数が少ないです。
自分が知る限り日本が誇る世界的クライマー小山田大さんが開拓したWheel of Lifeと今年の2月にDaniel Woodsによって開拓されたThe Gameのみ。
(ちなみに、そのDaniel WoodsのThe Gameの動画はこちらで見れますよ~!)
Dave Grahamによって開拓されたThe Story of Two WorldはV15のスタンダードだって言われてましたけど、今年の5月になって小山田大さんに再登されるまで、再登者がいなかったので、V16にグレードアップされるっていう噂ですね。(これはもうV16になってしまったのかな?)
世界で一番難しいのはどれだ?!っていう話になると登った人はとても限られているので、決め難いとは思いますが、どれも難しいことは確かですw
個人的にはThe Gameが手数が短い割りにグレードが高いので、ボルダリングらしい課題なのかな?って気がします。
The Wheel of Lifeはすごく長い課題なんで。。。(確か70ムーブ以上あった気がするw)
参考程度にChris Webb ParsonsっていうAUクライマーがThe Wheel of Lifeを登る動画です!




さて、ここからが本題なんですが(前フリ長くてすいません。。。)、自分が思うにクライミングのレベルは日々上がってきてると思うんです。
というのも、世界でトップを走り続ける偉大なるクライマー達が率先して、難しい課題を開拓していっているからです。
そのおかげで常に挑戦することが出来るわけです。
これはただ単に新しいことに挑戦できるというよりも、モチベーションをキープしやすいということに繋がってると思います。
クライミングは基本的に自分との戦いなので、モチベーションはすごく大事な要素ですからね。
大体すべてのスポーツでそうだと思いますが、肉体的な差で女子は若干不利なことが多いですが、クライミングでも同様です。
それでも、女子のレベルも上がってきているのも確か。
ちょっと前までは女子の限界はV10って言われてたのに、Angie PayneがV13のThe Automatorを登っちゃいましたからね!(ちなみに、AngieがV12のNo more Greener Grassesを登ってる動画はここで見れますよ!)
男女共に難しいボルダリング課題が増えることによって、レベルが上がってるのは間違いないです。
今後もレベルが上がって、いつかはV17とかV18まで行っちゃうかも?!
それよりも、自分もいつかV10以上を登れるようになりたい。。。

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