2010年11月1日月曜日

一年前の悲劇

骨が欠けてからしばらく経ちましたが、まだあまり登れる状態なので去年の怪我の話をしようと思います。(まぁ、我慢できなくて、肘に負担がかからないように登ってますがw)

状況は骨が欠けた時とほぼ同じで、壁のトップ辺りでヒールをかけつつ次のホールドに手を伸ばした瞬間にヒールが外れ、右手だけでは勢いをコントロールすることが出来ずに落下。

かなり勢い良く落ちて、左手をみると前腕の真ん中辺りから完全に曲がっていました。。。

もうこの時点で折れてるだろうなっていう感覚がw

まぁ、見た目が見た目だったんでw

軽く頭を打ったのもあって、少し横になりすぐに病院へ。

カナダは医療従事者がとても少ないらしく、腕が曲がった状態で5,6時間待った結果ギブスをしてもらいました。

不思議と痛みは無かったのですが、自分の変な風に曲がった腕を見るのは少し変な気持ちでしたw

ギブスをしたはいいもの、折れたときの見た目通り派手に折れてたらしく、後日手術決定w

実は個人的にはこの手術が一番痛かったです。。。

骨と骨を固定するためにピンを3本入れたのですが、後日経過を見た時にピンが皮膚から突き出てましたからね。。。

あれは見た目的にきつかった。

結果、3ヶ月ほどギブスをしてました。

その間は右手のみでクライミングをしてましたw

当然、右手がかなり強くなりましたが、それよりもフットワークとバランスは飛躍的にバージョンアップしましたw

両手で登っていると腕力に頼ってしまうムーブも片手だけだと、自分のボディーバランスやフットワークを巧みに使って解決しなければいけないので、テクニック面ではかなり上達出来たと思います。

左手のギブスが取れてからは、左手の力の無さや動きの悪さにフラストレーションが溜まることもありましたが、現在はかなり回復してます。

1年以上経った今でも左手は右手の60%程度の力しかありません。

それでも、フットワークやボディーバランスの収穫はかなり大きく、普通に登る分には左手の弱さはほぼ気になりません。

今回は右肘を怪我しましたが、前回に比べれば軽傷なので、そこまでの後遺症は残らないと思います。

当然、怪我をする前と比べると、弱くなったり、動きが悪くなったりすると思います。

それでも、去年の怪我の経験から言えば、登れば登るほど上達していくと思います。

怪我=クライミングが下手になるっていうよりは怪我=上達のチャンスだと思います。

怪我は無いほうが当然いいですが、怪我をしたからこそ身につけられるテクニックもあると自分は思います。

どのスポーツにも怪我は付き物で、クライミングをしながらも怪我に悩まされてる人も多いと思いますが、怪我を機にクライミングスタイルを少し変えて、普段使わない動きを取り入れてみてはどうでしょうか?

もちろん、怪我をしている最中は安静に、治す事に集中した方がいいと思いますがw

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